介護福祉士は、おもにホームヘルパー(訪問介護員)や、特別養護老人ホーム、身体障害者施設等の社会福祉施設の介護職員として介護業務にあたっています。また、介護業務のほか、在宅介護の場合は介護方法や生活動作に関する説明、介護に関するさまざまな相談にも対応しています。
ホームヘルパーや施設の介護職員に対し、介護利用者の自立支援を目標においた介護の実践、また、医師や看護師との連携が求められる現在、介護の専門知識・技術をもつ介護福祉士資格の重要性はますます高まっており、施設職員等の資格取得率も向上しています。
次の1.から4.のいずれかの方法で介護福祉士の資格を取得し、介護福祉士として登録することにより、介護福祉士を名乗ることができます。
なお、介護福祉士資格の取得は法改正により、国家試験合格が必須とされていますが、「1.養成施設ルート」においては、2026(令和8)年度までの間、以下の経過措置が設けられています。
指定養成施設卒業から5年間、暫定的に介護福祉士資格を付与し、その間に以下のいずれかを満たせば、その後も引き続き介護福祉士資格を保持することができることとする。
介護福祉士国家試験は、年1回実施されており、厚生労働大臣の指定を受けた(公財)社会福祉振興・試験センターが試験の実施及び登録の事務を行っています。