訪問看護のBCPとは?

BCP(事業継続計画)
1. 訪問看護にBCPが必要な理由
訪問看護は災害・感染症時でも
• 利用者の生命・安全に直結
• 職員が単独行動・移動前提
• 医療・介護資源が逼迫しやすい
➡️ そのため 医療BCP+在宅特性 を踏まえた計画が必須
※ 介護保険事業所は BCP策定が義務化 されています
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2. 訪問看護BCPの基本構成(ひな型レベル)
① 基本方針
• 災害・感染症発生時も「最低限の訪問看護を継続」
• 利用者の安全確保と職員の安全を最優先
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② 想定リスク
最低限この3つは必須です
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区分 |
具体例 |
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自然災害 |
地震・台風・豪雨・大雪 |
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感染症 |
新型インフル・新型コロナ |
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事業停止 |
停電・断水・通信障害・人員不足 |
③ 優先業務の整理(最重要)
全利用者を同じ対応にしないのがポイント
利用者区分例
• A:最優先
• 人工呼吸器、在宅酸素
• 褥瘡・点滴・終末期
• B:優先
• 状態不安定、医療処置あり
• C:一時中止・代替可
• 生活支援中心
➡️ BCPには 利用者リスト(優先度別) を必ず作る
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④ 職員の行動ルール
**「誰が・いつ・何をするか」**を明文化
例:
• 出勤可否の判断基準
• 自宅待機・直行直帰の条件
• 管理者不在時の代行者
• 家族同居職員への配慮
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⑤ 連絡・安否確認体制
• 安否確認方法(LINE/電話/災害用伝言板)
• 連絡が取れない場合のルール
• 管理者 → 職員 → 利用者 の連絡順
📌 紙でも残す(停電対策)
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⑥ 物資・備蓄
最低3日分(可能なら7日)
• 手袋・マスク・ガウン
• 消毒液
• 訪問看護記録の控え
• 利用者別医療情報(紙)
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⑦ 他事業所・関係機関との連携
• 医師
• ケアマネ
• 他訪問看護
• 行政(保健所・市町村)
➡️ 事前に連携先一覧をBCPに記載
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3. 感染症BCP(必須)
災害BCPとは別立てで作るのが基本
必須項目
• 発生時の指揮命令系統
• 職員の就業制限基準
• 防護具着脱手順
• 陽性利用者訪問時の対応
• クラスター発生時の縮小運営
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4. 実地指導で見られるポイント(重要)
よく指摘されるのは👇
• BCPが現場で使えない
• 優先利用者が抽象的
• 職員が内容を知らない
• 訓練をしていない
➡️ 年1回以上の 研修・訓練記録 が超重要
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5. 「使えるBCP」にするコツ
• 分厚くしない(20〜30ページ以内)
• チェックリスト形式にする
• 職員が5分で理解できる
ご相談は
株式会社BgAまで